放射線部

放射線部

SPECT(RI)検査

放射性医薬品(※)を体内に投与(主に静脈注射)し、その生理的な集積・分布を、特殊なカメラ(シンチカメラ)を用いて身体の外側から放射線を検出し、画像化する検査です。この検査を行うと血流や代謝などの機能的な情報を得ることができ、病気の有無や病態の診断に役立ちます。
※RI(Radioisope=放射性同位元素)を使用した医薬品のこと。

検査内容

ほとんどの検査は撮影中、動かずに寝ているだけで比較的苦痛の少ない検査です。撮影のタイミングは放射性医薬品を体内に投与して直ぐの場合、数分から数時間後、数日後など様々です。また、撮影時間は10分から長いもので60分程度です。

 例)骨シンチ:注射して2~3時間後に20~30分間撮影します。
 待ち時間中、特に制限はありません。

1.心筋血流シンチ画像
(左:負荷時 右:安静時)
2.1.の心筋シンチ画像と冠動脈CTの
フュージョン(融合)画像
3.脳血流シンチ画像
(左:負荷時 右:安静時)

検査を受ける前に・・・

  • ・検査部位によって、放射線(ガンマ線)吸収差の大きいもの(金属類、カイロ、エレキバンなど)は、画像に影響を及ぼすため、外していただく場合があります。
  • ・検査室には検査着を用意していますが、検査当日はなるべく着替えやすい服装でお越しください。
  • ・検査の内容によって、食事制限や前処置が必要な場合があります。
  • ・RI検査で受ける放射線被ばくは、他の放射線検査と同様、身体に影響を及ぼすレベルではありません。また、放射性医薬品による副作用は非常に少なく、安全性の高い検査です。

※次のような方はあらかじめスタッフにお申し出ください。
・妊娠中、またはその可能性がある方
・授乳中の方
・乳幼児がいる方
・これまで何か薬を使用してアレルギー反応を起こしたことのある方

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