放射線部

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PET-CT検査

pet-ct

PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放出断層撮影)の略で、放射能を含む薬剤を用いる核医学検査の一種です。
同時にCTを撮影し重ね合わせることにより、高精度に位置合わせが可能になります。一度の検査でほぼ全身を調べられ、がんの早期発見、がんの進行(治療方針)、病期診断、治療効果判定に優れています。

検査のしくみ

PET検査は、「がん細胞が正常細胞に比べて多くのブドウ糖を取り込む」という性質を利用して行う検査です。ブドウ糖と構造が似たFDG(フルオロデオキシグルコース)を静脈注射して、PETという装置で撮影します。FDGが多く集まるところがブドウ糖をたくさん消費している組織であり、がんや炎症などの活発にエネルギーを使っている部分を見つけることができます。

肺がん症例

肺がん症例

肺がん転移症例

肺がん転移症例

提供:シーメンスヘルスケア株式会社

PET-CTの優れた特徴

  • ● 一度の撮影でほぼ全身を撮影できます。
  • ● 今まで見つけにくかった小さな腫瘍も早期発見できます。(臓器や部位等によっては、発見しにくいがんもあります)
  • ● 腫瘍の良性、悪性の判定、進行度の診断が可能です。
  • ● CTを同時に撮影することにより、位置関係が明瞭となり診断の精度が上がります。
  • ● 薬剤を注入後、検査台に横になり撮影するだけなので痛みや不快感も少なく、副作用もほとんどありません。

PET-CT検査の注意事項

  • ● 検査前日と当日は激しい運動を控えてください。
  • ● 検査当日は予約時刻の5時間以上前から絶食にしてください。水やお茶は飲んでもかまいませんが、糖分を含む飲み物は飲まないでください。
  • ● 糖尿病の方は事前に当院担当医へお知らせください。原則として、絶食中は糖尿病治療薬の服用やインスリン注射は使用せずにご持参ください。糖尿病以外のお薬は通常通りに服用して結構です。
  • ● 検査終了後6時間程度は、できるだけ乳幼児や妊婦への緊密な接触は避けてください。
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