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救急科
当科の特徴
救急科・集中治療部では、主として救急車で搬送された患者さんの初期治療や救命処置を行っています。緊急時でも医療の質を保つため、できる限り各科専門医とともに初期診療にあたり、多発外傷や重症熱傷、急性薬物中毒などの重症や複数科にまたがる傷病は、引き続き救命救急センターにおいて当科が担当して入院治療を行っています。集中治療室に入室した院内重症患者さんも、必要に応じて当科が全身管理を行っています。
また災害拠点病院として救急科医師はDMAT隊員の資格を取得し、災害医療にも参画しています。救急医療は院内に留まらず、地域医療機関や消防、行政などとも密接に関係してくるため、これら諸機関との連携を重視し、定期的に勉強会を主催し、会議などにも積極的に参加しています。
プレホスピタルケアとしては、福岡市消防ワークステーション方式のドクターカー実習を受け入れ、日常から救急隊との連携を図っています。また、ドクターヘリや福岡市消防局防災ヘリの受け入れに携わり、必要があればドクターピックアップ(医師がヘリに搭乗して現場に向かう)にも対応します。教育面では初期研修医の救急科ローテーションを行い、実践的な救急医療・集中治療の習得を目指しています。
当科の実績
2020年 救急科担当入院患者
外因性 | 症例数 | CPAOA (来院時心肺停止) |
死亡 | |
---|---|---|---|---|
外傷 | 頭部・顔面 | 64 | 0 | 5 |
頸部 | 8 | 0 | 0 | |
胸部 | 20 | 2 | 0 | |
腹部 | 6 | 0 | 0 | |
四肢・骨盤 | 49 | 0 | 0 | |
脊髄損傷 | 9 | 0 | 0 | |
多発外傷 | 44 | 5 | 4 | |
熱傷(気道熱傷含む) | 14 | 0 | 1 | |
急性薬物中毒 | 81 | 0 | 1 | |
溺水 | 7 | 2 | 2 | |
窒息 | 8 | 8 | 3 | |
縊頸 | 7 | 5 | 4 | |
低体温 | 3 | 0 | 0 | |
熱中症 | 14 | 0 | 0 | |
外因性合計 | 334 | 22 | 20 | |
内因性 | 症例数 | CPAOA (来院時心肺停止) |
死亡 | |
循環器疾患 | 15 | 8 | 10 | |
呼吸器疾患 | 36 | 1 | 6 | |
消化器疾患 | 24 | 0 | 3 | |
敗血症・特殊感染症 | 49 | 4 | 21 | |
神経・中枢神経疾患 | 19 | 1 | 1 | |
アナフィラキシー | 9 | 0 | 0 | |
代謝性疾患 | 20 | 1 | 1 | |
精神科疾患 | 8 | 0 | 0 | |
その他 | 32 | 2 | 2 | |
内因性合計 | 212 | 17 | 44 | |
外因性・内因性合計 | 546 | 39 | 64 |