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乳腺外科

当科の特徴

乳癌の治療は急速に進歩を遂げつつあります。

手術療法では、技術の進歩により乳房を温存できる割合が増え、たとえ全摘してもきれいに乳房再建ができるようになってきました。腋(わき)のリンパ節は見張り番リンパ節(センチネルリンパ節)のみの摘出ですむ負担の少ない手術が普及してきています。 また、薬物療法の進歩はもっとすさまじいスピードで進んでおり、うっかりしていると最新の治療が何かを把握できないことになっています。
乳癌に効果のあるクスリには、ホルモン剤、抗がん剤、分子標的治療薬の3種類があります。近年、そのいずれにおいても次々に新薬が開発され、実際に乳癌患者さんに効果があることが確認されてきました。
使える薬が増えた一方で、同じ乳癌の患者さんでも、どんな時にどんな薬の組み合わせが最も効果があるのか?ということが、複雑になってきました。

そこで、2年毎に世界の乳癌の専門家がスイスに集まって会議を開き、その時点での最新の情報をもとに議論をして、最善の治療はこれだというコンセンサス(合意)を形成するという作業が行われ、その結果は世界に向けて発信されています。その時点で科学的根拠があり最も効果のある世界標準の治療のことを、「標準治療」といいます。
この標準治療を提供できて初めて、質の高い医療が完結できるのです。乳癌の治療は、医師個人の主観に基づく治療ではなく、世界標準の治療を提供しなければならない時代になっています。この複雑ではあるけれども重要な標準治療を提供するには、専門的なトレーニングを積み、かつ日々の努力をおしまない乳癌専門医が必要です。

済生会福岡総合病院は福岡市の中心部に位置し、福岡県の地域がん診療連携拠点病院に指定されていますので、がん診療の中心的役割を果たす使命があります。
当院では、日本乳癌学会診療ガイドラインの委員を務める乳癌専門医が責任を持って、患者さんひとりひとりに応じた世界レベルの最善の治療(標準治療)を提供します。

乳癌の治療に関する不安や疑問などをお持ちの方がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。専門医がどんなことにも全てお答えできるように備えています。

乳腺外科

2015年 乳腺外科年次別症例数

  2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年
総症例数 113 90 104 104 108 96
悪性 乳房切除術 20 19 18 15 15 20
乳房温存術(%) 49(71) 56(75) 65(78) 72(83) 77(84) 60(75)
良性 腫瘤摘出など 33 14 17 17 16 16
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