病院について

当院の社会福祉事業

済生会の歴史は明治44年、明治天皇が時の総理大臣 桂 太郎を召されて「恵まれない人々のために、施薬救療し 済生の道を弘めるように」との済生勅語に添えてお手元金130万円を下賜されたことに始まります。桂総理はこの御下賜金を基金として全国の官民から寄付金を募って済生会を創立しました。
当院は大正8年に開設され、のちの昭和27年に社会福祉法人の認可を受け、社会福祉法第2条3項に基づく社会福祉法人の医療機関として診療を行っています。
「済生(いのちをすくう)」の精神は現在も脈々と受け継がれており、生活困窮者への支援は済生会の使命です。

主な事業・活動

  •  ・無料低額診療
  •  ・生活困窮者支援なでしこプラン(ホームレス健康相談、インフルエンザ予防接種、更生保護施設訪問健診など)

無料低額診療について

なでしこプラン インフルエンザ予防接種

社会福祉法人の医療機関は、「経済的にお困りの方が必要な医療を受ける機会が制限されることのないよう診療費の自己負担軽減を事業とすること」と規定されており、この事業を「無料低額診療」といいます。

これは、済生会の「施薬救療」、すなわち医療を受けがたい人に治療を行い投薬をするという創立時からの精神に基づくもので、低所得者以外にも、例えばDV(ドメスティックバイオレンス)被害者・失業者・被災者の方々などもこの事業の対象となります。
医療費や生活のことでお困りの方に、当院では8人の医療ソーシャルワーカーが相談をお受けしています。この制度の条件については、医療相談室までお気軽にご相談ください。

電話:092-771-8151(代表) まで

生活困窮者支援なでしこプラン

当院では、地域のホームレス・刑務所の出所者などの生計困難の方々へも行政やNPOと連携して健診などの医療的支援を行っています。この地域貢献事業は平成22年より継続しており、「生活困窮者支援なでしこプラン」という名称で事業化しています。

当院のなでしこプランの事業としては

  •  ・ホームレス巡回健康相談
  •  ・ホームレスインフルエンザ予防接種事業
  •  ・更生保護施設健診事業
  •  ・無料低額診療の広報

の4つがあげられます。

ホームレス巡回健康相談

平成22年より福岡市保護課・福岡県社会福祉士会・NPOなどと協力して、ホームレス支援のための巡回健康相談を行っています。
当院からは医師・看護師・医療ソーシャルワーカー(以下MSW)が、社会福祉士会からは「巡回ふくおか」の方が随行しています。10数名の方と面談し、医師、看護師は、治療を受ける必要がある方には受診を促すと同時に、MSWと福祉士は生活面の相談に応じ、良い連携ができあがりつつあります。 来院する患者さんに目を向けるのみならず、こういった草の根的な活動を行うことにより、「済生」の精神を実践できると確信しています。今後もこの活動を通じて地域の皆様に広く医療を提供していけるよう努めていきます。

ホームレスインフルエンザ予防接種事業

路上生活者(ホームレス)を対象としたインフルエンザ予防接種を実施しています。
路上生活という過酷な環境下では感染の可能性も高く、重症化することも懸念されますので、そのリスクを少しでも軽減したいという趣旨ではじめた事業です。
さらに、予防接種の際に健康状態を見ることで受診指導も行えますし、人と接することから社会とのつながりを回復させる糸口が見えてくるかもしれません。外界との接触を嫌う傾向のホームレスの方に来ていただけるよう、わずかですがお土産(おにぎり・お茶・靴下のセット)を用意し、ビラを配り、例年8月から準備を進めています。 済生会福岡総合病院はこれからも、医療を受けられずに困っている方のために様々な活動を行っていきます。

更生保護施設健診事業

更生保護施設 無料健診

当院では更生保護施設の入所者の方々が安心して地域生活へ復帰できるように、訪問し無料健診を行っています。今後も一人でも多くの方に健診を受けていただけるよう、福岡保護観察所と連携し、進めていきます。

無料低額診療の広報

無料低額診療に関するチラシ・ポスター作成し、関係機関に配布したり、ホームレスの居住区域に出向き、直接配布するなど、制度の広報を行っています。 また、福岡市保護課ケースワーカーの研修会で広報を説明の機会をいただいたりもしています。 制度自体を知らず、必要な医療を受けるのをためらっている方への周知に努めています。

ページTOPへ