診療科・部門一覧

心療内科

当科の特徴

常勤医師棚橋に加え、常勤公認心理師の遠藤・後田で診療およびカウンセリングなどをおこなっています。

心療内科では、現代のストレス社会を反映した様々な心身症を中心にうつ病、不安障害などの患者さんの治療も行っています。具体的な心身症として高血圧、狭心症、糖尿病、消化性潰瘍などの身体的疾患や、過敏性腸症候群、機能性胃腸症、緊張型頭痛などの機能性疾患、さらには摂食障害、不登校、慢性疼痛、パニック障害など幅広い分野の病気にも対応しております。また、がん治療を受けておられる患者さんのQOL(Quality of Life:生活の質)向上を目指して、定期的にグループ療法も開催しております。

リラクゼーションを目的とした自律訓練法の集団治療教室を開いて頭痛・不眠・高血圧・パニック障害・消化管機能異常などの治療に取り入れており、患者さんから好評をいただいております。自律訓練法のみでの受診も可能です。この自律訓練法については自宅で練習するための心理療法をDVD化し一般向けに販売しております。当院のHP上でDVD通信販売の手続きが可能ですのでそちらもご利用ください。さらに患者さんの希望や必要に応じて公認心理師による個人カウンセリングなどの治療もおこなっています。

なお当科ではお一人に十分な時間をかけて診察をするために、新規の患者さんにつきましては完全予約制とし、紹介状をお持ちの方に限らせていただいております。

公認心理師について

公認心理師は、国民の心の健康の保持増進に貢献する職務を担う資格で、2017年に施行された公認心理師法により定められた国家資格です。保健医療や福祉、教育その他の分野において、他機関・他職種と連携をとりながら心理支援にあたります。 当院においては、主に心理カウンセリングや心理・知能検査、集団自律訓練法、がん患者・心不全患者の緩和医療における心理支援、院内外のメンタルヘルス関連の支援および研修・講演等に従事しています。

当科の実績

2023年 初診時診断名 82人

診断名 初診数 (%)
適応障害 16 19.5%
うつ病・抑うつ障害 10 12.2%
身体症状症(疼痛を除く) 7 8.5%
パニック症 5 6.1%
機能性消化管障害 5 6.1%
不眠障害・不適切な睡眠衛生 4 4.9%
不安症(パニック性を除く) 4 4.9%
レストレスレッグス症候群 2 2.4%
更年期障害 2 2.4%
機能性高体温症 2 2.4%
PTSD 1 1.2%
慢性疲労症候群 1 1.2%
せん妄 1 1.2%
ジストニア 1 1.2%
睡眠時無呼吸症候群 1 1.2%
非心臓性胸痛 1 1.2%
咽喉頭異常感症 1 1.2%
その他の精神神経疾患 18 22.0%
合計 82 100%
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