放射線部

放射線部

CT検査

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CT(Computed Tomography)とは、コンピュータ処理された断層画像のことです。基本的に水平断といわれる輪切りの画像を提供しますが、必要なら冠状断、矢状断、3D(3次元)画像など任意の画像を構築できます。また、最新の320列AD(エリアディテクター)CTでは、冠動脈(心筋を栄養する動脈)や心臓そのものを描出する事に長けており、またその他の部位についても高詳細な画像を短時間で得ることが可能です。

検査内容

ガントリーと呼ばれる大きなリング状の機械にX線発生装置と検出器が取り付けられており、それらが180°~360°回転して得られたデータをコンピュータ処理して画像化します。当院では、現在80列検出器(1回転で最大160スライス40mm幅の画像が得られる)のCT装置1台、320列検出器(1回転で最大640スライス160mm幅の画像が得られる)のCT装置2台が設置されており、計3台で検査を行っています。
また、必要なら造影剤を(主に上肢などの)静脈から注入することで、より臨床に役立つ画像を提供しています。

頭部CT画像
胸部(肺野)
CT画像
胸腹部CT画像
(冠状断)
胸腹部CT画像
(矢状断)
心臓/冠動脈
CT画像
(3DVR※)

※3DVR:3次元ボリュームレンダリング

検査を受ける前に...

検査部位によって、X線吸収差の大きいもの(金属類、プラスチック類、カイロ、エレキバン、湿布など)は、画像に影響を及ぼす為、外していただくことがあります。
検査室には、検査着を用意していますが、検査当日はなるべく着替えやすい服装でお願い致します。
検査の内容によって、食事制限/前処置、造影剤の使用が必要な場合があります。
CTで受ける放射線被ばくは、撮影部位や目的によって大きく変わります。しかし、撮影法の工夫などで極力被ばくを抑えて検査を施行していますので、安心して検査を受けて下さい。
胎児は、放射線感受性が高いので、妊娠中、またはその可能性がある場合、事前にスタッフに申し出てください。
検査中、正確な位置合わせをするために、身体に触れる場合があります。その場合は説明をしますので、ご協力お願いします。
検査内容や検査室の状況により、撮影の順番が前後することがありますが、どうかご了承下さい。

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