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循環器内科 - IMPELLA(補助循環用ポンプカテーテル)
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インペラ(IMPELLA)とは

画像提供:日本アビオメッド株式会社
重症の心筋梗塞などでショック状態(全身に血液を十分に送ることができない状態)に陥った患者さんに対して、心臓の代わりとなって全身に血液を送るための循環補助装置です。
カテーテルタイプの補助人工心臓で、枠組みとしてはIABP(経皮的大動脈内バルーンパンピング)、PCPS (経皮的心肺補助装置)と同じ機械的補助循環(MCS)になります。
海外では10年以上前から使用されていましたが、日本国内では2017年に保険適用となり2021年6月より当院で使用可能となりました。
インペラ(IMPELLA)のメリット
足の血管を介して心臓まで運べるので、開胸手術は行われません。超小型のポンプをカテーテルに内蔵しており、これまでの循環補助装置よりも体への負担が少ないことが特徴の一つです。
ポンプカテーテルを左心室内に挿入し、先端の吸入部から高速回転するモーターが血液を吸い出して吐出部から送り出すことにより、一時的に心臓の負担を軽減できます。
10~15分で挿入でき、ショック状態が改善すれば再び体の外へ取り出すことが可能です。心機能の回復が迅速に求められる患者さんに対し、体の負担を軽減しながら順行性の血流補助を行うことで、心臓の回復を目指すことが可能となります。
当院でのこれまでの治療にインペラが加わることで、より多くの重症心不全患者さんの治療にお役立ちできると期待しています。
◆IMPELLA 2.5CP による治療