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検査部 - 生理機能検査
肺機能検査

息を吸ったり吐いたりして肺の能力を調べる検査です。
肺の病気を診断したり、重症度評価や治療効果の判定、術前検査として全身麻酔の手術に耐えられる十分な肺機能があるかなどを検査します。主に行われる項目は、VC(肺活量)とFVC(努力性肺活量)を測定します。より精密な検査では、VCとFVCに加え、DLCO(肺拡散能力)やFRC(機能的残気量)を測定します。
VC(肺活量)
肺の大きさ、肺の中にどれだけの空気を取り込み、どれだけ吐き出すことができるかをみます。(所要時間:2~3分)
FVC(努力性肺活量)
最大限に吸った空気を1秒間にどれだけ吐き出せるかをみて、気道や気管支の空気の通りやすさをみます。(所要時間:2~3分)
DLCO(肺拡散能力)
肺から体内への酸素の取り込みやすさをみます。(所要時間:約20分)
FRC(機能的残気量)
安静呼気で息を吐いたときの肺内に残っている空気量を測定します。(所要時間:約20分)
※DLCOやFRCでは、体に無害なガスを使用し測定します。