検査部

検査部 - 超音波検査

超音波検査とは

超音波を体にあて、その反射を画像化し、臓器や組織の様子を調べます。
例えば心臓の機能(心臓の壁の動きが悪くなっているところはないか)をチェックしたり、肝臓や腎臓、膵臓など腹部に腫瘤はないか、首の血管を見ることにより動脈硬化が進んでないかといったことを診断します。 使用する超音波は、安全性を第一に考えた機器です。
検査部位によって時間が様々ですが、30~40分です。

心エコー

心エコー

主に心機能の評価、心疾患の有無を調べる検査です。超音波での画像を通して、心臓の形態や性状、動き、弁の位置や形状、血流の状態から逆流や狭窄の評価を行います。

所要時間 : 20~40分

腹部エコー

腹部エコー

主に肝臓や腎臓、膵臓、胆のう、脾臓に腫瘍がないか、結石がないか、脂肪肝になっていないかを観察します。お腹にゼリーを塗って超音波をプローブというものを使って検査します。絶食となりますが、身体への害もなく、安心して受けられる検査です。

所要時間 : 20分程

乳腺エコー

乳房に超音波をあて、組織からの反射をとらえて、画像にしていきます。マンモグラフィーに比べて小さい石灰化の診断は困難ですが、腫瘍に関してはわずかな濃度の違いや形状など得られた情報によって良悪性を判断していきます。

所要時間 : 15~20分

甲状腺エコー

甲状腺の形や大きさ、内部に病変がないか、周辺のリンパ節が腫れてないかなどを見ていきます。

所要時間 : 15~20分

血管エコー

  • 頸動脈エコー:
    動脈硬化を見る検査ですが、頸動脈(首を走行する動脈)は、動脈硬化の後発部位であり、この部位を検査することにより、全身の動脈硬化の進行がわかります。
  • 下肢静脈エコー:
    長時間乗り物に乗ったり、寝たきりでいると足の血管(静脈)に血栓(血のかたまり)ができることがあります。この血栓は心臓を介して、肺の血管をつまらせ呼吸困難や突然死となることがあります。下肢静脈エコーは足の血管(深部静脈)に血栓ができていないかを検査します。
  • 下肢動脈エコー:
    歩くと痛みで歩けない、歩いても長く歩けず何度も休憩をとらないと歩けない・・・そんな症状のある方は、閉塞性動脈硬化症が疑われ、下肢動脈エコーでは、足の動脈が細く狭くなっていないかを、超音波で検査していきます。
  • 腎動脈エコー:
    腎臓の動脈が狭窄することにより起こる、腎性高血圧の原因を判断するため腎動脈の血流を見る検査です。腹部エコーと同様に絶食となりますが、痛みのない検査なので安心して受けることができます。

経食道心エコー

経食道心エコーとは、胃カメラのように口から食道に直径約1cmの細い管(プローブ)を入れ食道から心臓を超音波画像で観察する検査です。食道は心臓のすぐ後ろにあるため、通常行われる胸からの経胸壁心エコー検査よりも心臓や大血管の鮮明な画像が得られます。

検査を受ける前に

  • ・検査を行う6時間前から絶食になります。
  • ・検査当日の服薬については、主治医の指示にしたがってください。
  • ・麻酔薬などにアレルギーがある方は事前に申し出てください。
  • ・検査前に入れ歯を外していただきます。
  • ・検査終了後、1時間程度は飲食できません。
  • ・所要時間は通常30分前後ですが、検査内容によって変わります。
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