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内科 - 肝胆膵内科

肝胆膵内科について

2020年10月より、肝臓内科と膵・胆道内科を統合し「肝胆膵内科」を開設しました。
肝胆膵内科主任部長 明石を中心に、肝胆膵領域の疾患に対し、幅広く対応してまいります。

膵・胆道領域
(日本胆道学会認定指導医制度指導施設、日本膵臓学会認定指導施設)

明石・立花を中心に、膵・胆道系疾患の診断・治療を行っています。特に総胆管結石や膵・胆道系悪性腫瘍に伴う閉塞性黄疸に対する内視鏡治療(乳頭切開・結石除去、stenting など)にも力を入れています。以下に内視鏡的逆行的胆管膵管造影(ERCP)の実績を示します。
内視鏡治療困難例や急性胆嚢炎に対しては経皮的処置(PTBD・PTGBD)も行い、外科とも連携して治療に当たっています。急性・慢性膵炎の治療、特に重症急性膵炎に対しては動注療法やCHDF、人工呼吸管理などの集中治療も常時対処が可能です。

膵・胆道内科 検査・手技の年次推移

2020年 2021年 2022年
ERCP 242 227 189
内視鏡的乳頭切開術 92 81 67
内視鏡的乳頭バルーン拡張術 44 51 42
内視鏡的胆道ドレナージ術 119 105 98
PTCD、PTGBD 12 10 6
十二指腸ステント挿入術 0 0 1
超音波内視鏡下穿刺吸引法 46 50 52
胃瘻造設術 9 20 19
胃瘻交換術 32 31 33
食道静脈瘤 52 72 57

肝臓領域(日本肝臓学会認定施設)

当科では特に慢性肝炎の治療、肝細胞癌の早期発見と治療に力を入れています。C型慢性肝炎の治療は近年めざましい発展をしており、当院でも飲み薬だけの最新の治療を導入しています。肝細胞癌もバイポーララジオ波など最新の治療を福岡県内で最初に導入いたしました。
肝細胞癌については、近年、免疫チェックポイント阻害薬や複数の分子標的薬が使用可能となり、薬物療法の進歩が顕著です。当院でも積極的に薬物治療を導入しています。また、根治を目指せる患者さんについては、RFA(ラジオ波焼灼療法)、TACE(肝動脈化学塞栓術)、外科手術等の従来の治療により、根治を目指した治療を継続しています。根治が困難で薬物治療を導入した患者さんにも、薬物治療で効果を認めた場合は、TACEなどの従来の治療を組み合わせることにより、なるべく根治を目指した治療を行いたいと考えています。
食道胃静脈瘤に対しては、内視鏡的硬化療法、B-RTO(バルーン閉塞下逆行性静脈的塞栓術)にて治療しています。難治性腹水には、腹水濾過濃縮再静注法(CART)などを行っています。肝疾患を持っていらっしゃる皆さんのお役に立ちたいと考えています。

肝臓内科 肝がんの治療実績

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肝臓内科 食道静脈瘤硬化療法の治療実績

食道静脈瘤硬化療法の治療実績

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