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2024年度 済生会福岡総合病院 病院情報の公表
当院では、DPC包括支払制度のDPCデータを用い、全国統一の定義と形式に基づいた指標を作成、情報公開を行なっています。
病院指標
医療の質指標
年齢区分 | 0~ | 10~ | 20~ | 30~ | 40~ | 50~ | 60~ | 70~ | 80~ | 90~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | ー | 147 | 479 | 577 | 1045 | 1420 | 1832 | 3058 | 2009 | 555 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 135 | 2.02 | 2.57 | 0% | 63.80 | 患者用パス |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 85 | 5.2 | 8.88 | 7.06% | 75.16 | 患者用パス |
10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2:1あり | 74 | 10.19 | 13.77 | 4.05% | 64.49 | 患者用パス |
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2:なし | 63 | 14.14 | 16.4 | 19.05% | 82.13 | |
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1:あり 手術・処置等2:なし | 52 | 2.23 | 3.03 | 0% | 74.44 | 患者用パス |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050070xx03x0xx | 頻脈性不整脈 経皮的カテーテル心筋焼灼術 手術・処置等2:なし | 472 | 3.34 | 4.47 | 0.21% | 69.07 | 患者用パス 患者用パス |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1:なし、1,2あり 手術・処置等2:なし | 269 | 3.23 | 4.18 | 0.37% | 70.26 | 患者用パス 患者用パス |
050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:なし 重症度:他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 130 | 14.15 | 17.33 | 24.62% | 80.88 | |
050030xx03000x | 急性心筋梗塞(続発性合併症を含む。)、再発性心筋梗塞 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1:なし、1あり 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 87 | 8.59 | 11.37 | 5.75% | 66.70 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1:なし、1,3あり 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 82 | 7.76 | 9.59 | 6.10% | 78.26 | 患者用パス 患者用パス |
2024年度に我々が治療させていただいた疾患の中で最多のものは、頻脈性不整脈に対するカテーテル治療(心筋焼灼術=アブレーション)でした。脈のリズムが乱れ、脈拍数も速くなる病気で、放っておくと心不全や脳梗塞のリスクが高まります。従来は薬物による予防治療が主体でしたが、近年は治療技術の進歩によりカテーテルを用いて早期に介入することで不整脈の原因を根治することが可能になりました。最新の治療機器を用いて合計472例という福岡市内でも有数の症例を治療させていただきました。
続いて症例数が多かったのは虚血性心臓病=狭心症でした。心臓の筋肉に血流を供給する冠動脈が動脈硬化によって狭くなることで、胸の痛みや圧迫感が現れます。薬物治療が基本ですが、カテーテルを使用して冠動脈を拡げることでも症状が緩和されます。より重症の急性心筋梗塞に対するカテーテル治療についても多くの症例を治療させていただきました。どちらの疾患も全国平均と比較して短い入院期間で治療をさせていただいております。
また、昨今患者数の増大や治療の長期化が社会問題となっている心不全については、心不全チームを結成して多職種による介入に力を入れております。病気のみならず患者さんの社会背景や生活基盤などを地域の先生方と連携して根気強く支えていけるように努力を継続しております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060335xx0200xx | 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:なし | 80 | 3.74 | 7.05 | 0% | 62.34 | 患者用パス 患者用パス |
060035xx0100xx | 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:なし | 66 | 9.24 | 14.81 | 6.06% | 69.45 | 患者用パス |
060150xx03xxxx | 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 | 60 | 3.1 | 5.32 | 0% | 39.05 | 患者用パス 患者用パス |
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2:なし | 56 | 7.68 | 10.18 | 7.14% | 75.95 | 患者用パス |
040040xx02x0xx | 肺の悪性腫瘍 肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの等 手術・処置等2:なし | 55 | 6.75 | 9.82 | 0% | 68.29 | 患者用パス |
・ 悪性腫瘍については、手術と化学療法や放射線療法を組み合わせた集学的治療による治療成績の向上に努めています。
・ 緊急手術では、術後人工呼吸器管理や透析などの集中治療を要するような重症症例が多く、院内の関連する各科と連携しチーム医療の充実を図り、安全で安心な質の高い外科診療を行うよう努めています。
・ロボット支援下手術や腹腔鏡手術による低侵襲な治療を積極的に行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060xx99x20x | 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2:2あり 副傷病:なし | 136 | 11.9 | 16.94 | 28.68% | 76.01 | 患者用パス 患者用パス |
010060xx99x40x | 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2:4あり 副傷病:なし | 32 | 13 | 16.89 | 25% | 71.19 | 患者用パス 患者用パス |
010230xx99x00x | てんかん 手術なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 30 | 4.77 | 6.89 | 16.67% | 58.63 | |
010080xx99x0x1 | 脳脊髄の感染を伴う炎症 手術なし 手術・処置等2:なし 重症度:15歳以上 | 19 | 13.58 | 15.94 | 15.79% | 54.84 | |
010060xx99x50x | 脳梗塞 手術なし 手術・処置等2:5あり 副傷病:なし | 17 | 15.12 | 18.52 | 47.06% | 71.41 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 95 | 16.49 | 21.38 | 84.21% | 73.98 | 患者用パス |
160800xx02xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 79 | 22.06 | 25.29 | 86.08% | 81.99 | 患者用パス 患者用パス |
160760xx01xxxx | 前腕の骨折 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨等 | 26 | 5.23 | 5.95 | 11.54% | 71.27 | 患者用パス |
160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 | 22 | 16.77 | 17.84 | 31.82% | 48.05 | 患者用パス |
070085xx97xx0x | 滑膜炎、腱鞘炎、軟骨などの炎症(上肢以外) 手術あり 副傷病:なし | 17 | 7.29 | 13.17 | 5.88% | 53.24 |
また大腿骨転子部骨折、大腿骨頚部骨折などの脆弱性骨折の症例数は、前年と比較して減少傾向もわずかながら平均在院日数も減少しておりました。
当院では周術期に他科の医師と連携をとって診療を行い、合併症のある患者様の手術でも安全に行うことが出来るため、他院で手術困難な症例も年々増加しております。
当院は3次救急病院であるため交通外傷や墜落外傷に伴う多部位外傷も多く、救急科と連携して診療を行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160200xx020xxx | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む。)等 手術・処置等1:なし | 15 | 3.40 | 5.98 | 0% | 48.47 | 患者用パス 患者用パス |
080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1:なし | 14 | 2.29 | 3.77 | 7.14% | 54.5 | 患者用パス 患者用パス |
100100xx97x0xx | 糖尿病足病変 手術あり 手術・処置等2:なし | 14 | 14.14 | 24.47 | 21.43% | 66.43 | |
070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術あり 手術・処置等1:なし | 12 | 3.08 | 4.65 | 0% | 47.58 | |
160200xx030xxx | 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。) 鼻骨骨折整復固定術等 手術・処置等1:なし | 10 | 2.5 | 3.31 | 0% | 30.7 | 患者用パス |
近医皮膚科及び内科等の先生方より皮膚・皮下腫瘍の手術をご依頼いただくことも多いです。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010030xx991xxx | 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1:あり | 60 | 2.02 | 2.86 | 0% | 60.55 | 患者用パス |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 52 | 10.77 | 9.83 | 21.15% | 75.85 | 患者用パス 患者用パス |
010030xx02x0xx | 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 手術・処置等2:なし | 51 | 5.61 | 8.63 | 0% | 59.35 | 患者用パス 患者用パス |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 41 | 14.37 | 18.68 | 65.85% | 66.83 | 患者用パス 患者用パス |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 37 | 8.65 | 7.99 | 32.43% | 69.00 | 患者用パス |
頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術ありがそれに次ぐ疾患でありました。その大多数は慢性硬膜下血腫の症例です。入院後に早期からリハビリテーションを含めた管理を行い、転院率は21.15%と比較的に低くなっています。
3番目は未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術になりました。脳動脈瘤の治療で平均在院日数は5.61日と全国の平均を大きく下回りました。低侵襲手術で早期退院を行っております。
その次は非外傷性頭蓋内血腫となります。高血圧性脳内出血が大部分を占めており、何らかの障害が残存し65.85%がリハビリ目的の転院をします。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050080xx0101xx | 弁膜症(連合弁膜症を含む。) ロス手術(自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術)等 手術・処置等1:なし 手術・処置等2:1あり | 25 | 23.12 | 20.84 | 20.00% | 67.72 | |
050161xx01x1xx | 大動脈解離 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2:1あり | 19 | 21.26 | 29.35 | 42.11% | 71.37 | |
050163xx01x1xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。) 上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等 手術・処置等2:1あり | 16 | 32.69 | 27.01 | 25.00% | 73.81 | |
050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2:なし | ー | ー | 10.18 | ー | ー | |
050161xx02x0xx | 大動脈解離 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2:なし | ー | ー | 13.06 | ー | ー |
特に大動脈解離を始めとした開胸大動脈手術が多く、関連した弁膜症との複合手術も増加傾向にあります。またステント治療も積極的に行っており、重症患者および高齢患者に対して早期回復を可能としています。重症な症例も多くあったものの、入院期間は短く、大きな合併症もなく社会復帰を達成することが可能でした。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1:あり | 27 | 2.00 | 2.45 | 0% | 73.22 | 患者用パス |
110070xx03x20x | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2:2あり 副傷病:なし | 13 | 7.31 | 6.63 | 7.69% | 71.77 | 患者用パス |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2:なし | 12 | 7.17 | 6.81 | 0% | 82.33 | 患者用パス |
110420xx02xxxx | 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 | 11 | 2.09 | 4.07 | 9.09% | 63.55 | 患者用パス |
110310xx01xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 経尿道的尿管ステント留置術 | ー | ー | 13.58 | ー | ー | 患者用パス |
膀胱腫瘍に対しては1週間程度の入院で、経尿道的膀胱腫瘍切除術を行い、必要があれば、抗癌剤膀胱内注入療法、BCG膀胱内注入療法を中心に追加治療も行っております。
また、当院は「福岡地区三次救急医療機関」であるため、重度の尿路感染症で緊急入院をされる方も多く、他科と協力しながら迅速に対応をしております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 150 | 5.39 | 5.97 | 0% | 40.87 | 患者用パス |
12002xxx02xxxx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 | 142 | 2.05 | 2.92 | 0% | 40.92 | 患者用パス |
120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 106 | 5.61 | 5.88 | 0% | 45.16 | 患者用パス |
12002xxx01x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2:なし | 101 | 8.62 | 9.84 | 0.99% | 56.76 | 患者用パス 患者用パス |
120060xx01xxxx | 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 | 69 | 8.36 | 9.20 | 0% | 42.33 | 患者用パス |
子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内膜症などの良性腫瘍では低浸襲の腹腔鏡手術が全手術症例の50%以上を占めています。
悪性腫瘍については主に診断目的の子宮頚部切除術から子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌に対する後腹膜リンパ節郭清を含めた子宮全摘術、広汎子宮全摘術を行っています。
悪性腫瘍に対する低侵襲手術として、初期子宮体癌に対する腹腔鏡またはロボット支援下手術による子宮全摘(リンパ節郭清含む)、初期子宮頸癌に対する腹腔鏡下子宮全摘術が増えています。化学療法はほとんどを外来で行なっています。
良性、悪性共に在院日数は全国平均を下回っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度:片眼 | 133 | 2.05 | ー | 0% | 73.93 | 患者用パス 患者用パス |
020110xx97xxx1 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 重症度:両眼 | 56 | 3.91 | ー | 0% | 76.36 | 患者用パス 患者用パス |
020220xx97xxx0 | 緑内障 その他の手術あり 重症度:片眼 | 40 | 3.58 | ー | 0% | 75.05 | 患者用パス 患者用パス |
020240xx97xxx0 | 硝子体疾患 手術あり 重症度:片眼 | 13 | 3.23 | ー | 0% | 71.31 | 患者用パス 患者用パス |
020200xx9710xx | 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1:あり 手術・処置等2:なし | 12 | 3.92 | ー | 0% | 70.25 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 136 | 3.45 | 5.84 | 0% | 50.89 | 患者用パス |
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 63 | 6.02 | 7.35 | 0% | 29.41 | 患者用パス |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 42 | 5.57 | 5.63 | 0% | 40.45 | 患者用パス |
030150xx97xxxx | 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり | 26 | 4.73 | 6.68 | 0% | 51.77 | 患者用パス |
030320xxxxxxxx | 鼻中隔弯曲症 | 26 | 4.19 | 5.63 | 0% | 35.81 | 患者用パス |
アレルギー性鼻炎や鼻中隔湾曲症などは、副鼻腔手術と同時に行っている場合は、副鼻腔炎での入院としてカウントされるので、手術件数や入院の目的の分類と異なるところがあります。
今後は手術当日入院や日帰り手術を増やしていく計画です。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
161070xxxxx00x | 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 31 | 2.52 | 3.58 | 3.23% | 38.45 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 12 | 5.17 | 9.83 | 16.7% | 53.5 | |
180010x0xxx4xx | 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2:4あり | 11 | 38.09 | 37.05 | 27.27% | 63.64 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2:なし 副傷病:なし | 10 | 4.1 | 7.99 | 10.0% | 51.60 | |
170020xxxxxx0x | 精神作用物質使用による精神及び行動の障害 副傷病:なし | 10 | 1.50 | 2.68 | 0% | 44.00 |
主な疾患は、多発外傷・急性薬物中毒・敗血症・広範囲熱傷・環境要因による熱中症や低体温症などです。多発外傷については、脳神経外科・外科・整形外科など必要な科と連携して集学的に治療することが、生命予後や機能予後の改善に不可欠です。
また、急性薬物中毒については、身体的治療に加え、精神科的介入も不可欠です。当院には常勤の精神科はないため、身体的治療を行った後、精神科病院へ紹介させて頂いています。敗血症は、感染症内科や各臓器専門の内科などと連携し治療を行っています。
一般的に、頭部外傷の患者さんは、脳神経外科入院となりますが、手術を必要としない軽微な外傷は、脳神経外科のサポートのもと、救急科で入院管理も行います。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2:なし | 35 | 20.78 | 20.60 | 45.71% | 87.17 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 24 | 15.50 | 13.66 | 33.33% | 73.79 | |
100330xxxxx0xx | 栄養障害(その他) 手術・処置等2:なし | ー | ー | 18.61 | ー | ー | |
0400802499x0xx | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2:なし | ー | ー | 16.40 | ー | ー | |
040081xx97x0xx | 誤嚥性肺炎 手術あり 手術・処置等2:なし | ー | ー | 35.71 | ー | ー |
症例は、内因性では主に誤嚥性肺炎のような呼吸器疾患、胃腸炎やイレウスなどの消化器疾患、尿路感染症などの腎泌尿器疾患、そして、蜂か織炎などの感染症の4つの疾患が多く、外因性では圧迫骨折や急性腰痛症などの整形外科非手術適応疾患が多くなっています。
令和6年度は、診断群分類別患者数は、誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし、腎臓または尿路の感染症 手術なし、栄養障害(その他) 手術・処置等2:なし、肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2:なし、誤嚥性肺炎手術あり 手術・処置等2なしの順となりました。令和6年度は、第5位に誤嚥性肺炎手術あり 手術・処置等2なしが入りましたが、この手術の内容は輸血・胃瘻造設術などでした。高齢化に伴い内科疾患の治療だけはなく同時に手術手技が必要な患者が増加していることが伺えます。
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 71 | ー | 13 | 38 | 12 | 19 | 1 | 8 |
大腸癌 | 59 | 54 | 80 | 57 | 30 | 32 | 2 | 9 |
乳癌 | 39 | 39 | 11 | ー | ー | 20 | 1 | 8 |
肺癌 | 66 | 23 | 54 | 82 | 21 | 55 | 1 | 8 |
肝癌 | ー | 18 | 12 | ー | ー | 55 | 2 | 6 |
UICC 病期分類: 国際対がん連合(UICC)によって定められた〈1〉原発巣の大きさと進展度(T)、〈2〉所属リンパ節への転移状況(N)、〈3〉遠隔転移の有無(M)の 3つのカテゴリによって各がんをI期からIV期の4病期(ステージ)に分類するものです。2019年度に退院した患者さんを集計し、集計対象期間中に複数回入院された患者さんはそれぞれ集計をしております。「初発」とは、当院において当該腫瘍の診断、あるいは初回治療を実施した場合を指します。「再発」とは、当院・他施設を問わずに初回治療が完了した後、当院にて患者さんを診療した場合や、がん寛解後に局所再発・再燃または新たな遠隔転移をきたした場合を指します。
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 24 | 7.63 | 45.7 |
中等症 | 90 | 12.73 | 71.4 |
重症 | 32 | 19.19 | 80.8 |
超重症 | 14 | 22.57 | 76.40 |
不明 | 0 | 0 | 0 |
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 249 | 16.27 | 73.88 | 39.36% |
その他 | 59 | 14.02 | 71.68 | 28.81% |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 114 | 0.60 | 1.52 | 1.75% | 65.82 | 患者用パス |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 92 | 2.99 | 6.02 | 8.70% | 75.73 | 患者用パス |
K6871 | 内視鏡的乳頭拡張術 | 53 | 2.91 | 4.60 | 13.21% | 74.83 | 患者用パス |
K721-4 | 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術 | 50 | 0.70 | 3.94 | 0% | 65.42 | 患者用パス 患者用パス |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) | 43 | 0.42 | 1.16 | 0% | 63.63 | 患者用パス |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの) | 430 | 1.27 | 1.68 | 0.93% | 70.79 | 患者用パス 患者用パス |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) | 165 | 1.88 | 2.72 | 3.03% | 71.22 | 患者用パス 患者用パス |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 83 | 1.39 | 3.13 | 4.82% | 75.42 | 患者用パス |
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞に対するもの) | 71 | 0 | 11.58 | 11.27% | 63.83 | |
K5952 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他のもの) | 69 | 1.26 | 2.00 | 0% | 58.94 | 患者用パス 患者用パス |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 95 | 0.48 | 2.27 | 0% | 62.41 | 患者用パス 患者用パス |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 62 | 0.11 | 2.00 | 0% | 40.05 | 患者用パス 患者用パス |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術(内視鏡手術用支援機器を用いて行った場合) | 62 | 1.58 | 6.89 | 9.68% | 69.94 | 患者用パス |
K5612ロ | ステントグラフト内挿術(腹部大動脈) | 55 | 1.73 | 5.95 | 12.73% | 75.49 | 患者用パス |
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 35 | 1.03 | 6.37 | 8.57% | 67.77 | 患者用パス |
・大腸(結腸・直腸)悪性腫瘍手術は低侵襲なロボット支援下手術や腹腔鏡下手術の割合が大多数を占めており術後の経過も良好で退院までの日数も短くなってきています。当院では後期高齢者の高度進行癌や多くの並存疾患を有する患者さんが多いため連携施設へ転院後、ADLが向上してから自宅退院とすることがあります。
・ ステントグラフト内挿術の普及により、今まで合併症や高齢等の理由で手術が出来なかった症例に対しても治療を行うことが可能となるケースが増えています。そのため術後は寝たきりとならないようにする必要がありますので早期の転院・退院を勧めております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K597-3 | 植込型心電図記録計移植術 | 25 | 7.40 | 3.44 | 12.00% | 67.80 | 患者用パス |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 19 | 0.00 | 21.53 | 78.95% | 77.63 | |
K609-2 | 経皮的頸動脈ステント留置術 | 14 | 4.1 | 10.36 | 14.3% | 69.14 | 患者用パス |
K386 | 気管切開術 | ー | ー | ー | ー | ー | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) | ー | ー | ー | ー | ー |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0821 | 人工関節置換術(肩・股・膝) | 115 | 1.65 | 14.70 | 81.74% | 73.95 | 患者用パス |
K0461 | 骨折観血的手術(肩甲骨・上腕・大腿) | 68 | 3.57 | 18.31 | 70.59% | 78.41 | 患者用パス |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕・下腿・手舟状骨) | 53 | 2.09 | 7.49 | 24.53% | 59.79 | 患者用パス 患者用パス |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む。)除去術(前腕・下腿) | 46 | 0.93 | 2.33 | 0% | 51.50 | 患者用パス |
K0811 | 人工骨頭挿入術(肩・股) | 31 | 4.29 | 16.10 | 96.77% | 83.29 | 患者用パス 患者用パス |
その中でも変形性膝関節症:特に人工膝関節置換術の症例数は増加しており、平均在院日数も減少しております。
外傷・骨折疾患について、全般的に在院日数が微増している理由として、多発外傷・合併症のある患者様が増加していることが一因と考えます。
抜釘術については、当日入院を採用するなどして在院日数の減少につながることができていました。
早期にリハビリテーションを行い、早期に退院または転院していただくことを心がけています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0871 | 断端形成術(骨形成を要するもの)(指(手,足)) | 13 | 4.62 | 14.08 | 7.69% | 69.31 | |
K227 | 眼窩骨折観血的手術(眼窩ブローアウト骨折手術を含む。) | ー | ー | ー | ー | ー | 患者用パス |
K333 | 鼻骨骨折整復固定術 | ー | ー | ー | ー | ー | 患者用パス |
K0062 | 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3cm以上,6cm未満) | ー | ー | ー | ー | ー | 患者用パス 患者用パス |
K084 | 四肢切断術(下腿) | ー | ー | ー | ー | ー |
上記以外にも他科手術の再建や合併症に対する手術を行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 46 | 0.07 | 8.41 | 17.39% | 76.65 | 患者用パス 患者用パス |
K1783 | 脳血管内手術(脳血管内ステントを用いるもの) | 41 | 2.10 | 7.07 | 7.32% | 60.05 | 患者用パス |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | 27 | 3.85 | 18.93 | 25.93% | 62.07 | 患者用パス |
K1692 | 頭蓋内腫瘍摘出術(その他のもの) | 12 | 7.42 | 30.58 | 25.00% | 65.17 | 患者用パス |
K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭して行うもの)(脳内のもの) | 11 | 0.73 | 29.45 | 72.73% | 64.73 | 患者用パス 患者用パス |
脳動脈瘤に対する血管内手術は未破裂ならびに破裂例で行っております。未破裂例では術後1週間程度の自宅退院が可能ですが、破裂例では必要に応じてリハビリテーション転院を行います。当院では脳動脈瘤の形態、部位、患者様の希望や背景などを考慮して脳動脈瘤頸部クリッピングまたは脳血管内手術で最適な治療法を選択しています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5612イ | ステントグラフト内挿術(胸部大動脈) | 21 | 4.81 | 18.05 | 19.05% | 71.14 | |
K5552 | 弁置換術(2弁のもの) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K560-22ニ | オープンステントグラフト内挿術(上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術)(その他のもの) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K5601ニ | 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(上行大動脈)(その他のもの) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K5603ニ | 大動脈瘤切除術(吻合又は移植を含む。)(上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術)(その他のもの) | ー | ー | ー | ー | ー |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 30 | 4.97 | 5.37 | 16.67% | 64.80 | 患者用パス |
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) | 26 | 3.08 | 7.27 | 3.85% | 77.35 | 患者用パス |
K805 | 膀胱瘻造設術 | ー | ー | ー | ー | ー | |
K8411 | 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用のもの) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K775 | 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 | ー | ー | ー | ー | ー |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) | 175 | 0.62 | 3.74 | 0% | 40.71 | 患者用パス |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 143 | 0.04 | 1.00 | 0% | 41.11 | 患者用パス |
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 | 129 | 1.00 | 4.04 | 0% | 48.59 | 患者用パス |
K879 | 子宮悪性腫瘍手術 | 63 | 1.13 | 10.84 | 3.18% | 57.75 | 患者用パス 患者用パス |
K872-31 | 子宮内膜ポリープ切除術(電解質溶液利用のもの) | 61 | 0.05 | 1.03 | 0% | 41.52 | 患者用パス |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) | 183 | 0.57 | 1.02 | 0% | 74.66 | 患者用パス 患者用パス |
K2682イ | 緑内障手術(流出路再建術)(眼内法) | 35 | 0 | 2.49 | 0% | 75.80 | 患者用パス 患者用パス |
K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含むもの) | 24 | 0.08 | 3.42 | 0% | 66.63 | 患者用パス 患者用パス |
K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他のもの) | ー | ー | ー | ー | ー | 患者用パス 患者用パス |
K2821イ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(縫着レンズを挿入するもの) | ー | ー | ー | ー | ー | 患者用パス 患者用パス |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 120 | 0.98 | 1.47 | 0% | 51.40 | 患者用パス |
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 66 | 1.09 | 4.18 | 0% | 28.76 | 患者用パス |
K347 | 鼻中隔矯正術 | 33 | 0.97 | 2.12 | 0% | 35.97 | 患者用パス |
K4571 | 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) | 13 | 1.00 | 3.54 | 0% | 54.92 | 患者用パス |
K340-6 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) | 11 | 1.00 | 2.00 | 0% | 51.45 | 患者用パス |
頭頚部腫瘍の手術としては、耳下腺や顎下腺といった唾液腺腫瘍の手術の比率が高くなっています。
今後は手術当日の入院で手術をすることも増やしてゆくので、術前日数は短縮してくると考えます。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K386 | 気管切開術 | 12 | 4.75 | 116.33 | 0.58 | 62.75 | |
K046-3 | 一時的創外固定骨折治療術 | ー | ー | ー | ー | ー | |
K6151 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(止血術) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K0134 | 分層植皮術(200床以上) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K6154 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他のもの) | ー | ー | ー | ー | ー |
その他には、多発外傷の患者さんへ、放射線科や整形外科の医師と協力し止血術や創外固定を行います。
重症熱傷の患者さんは、集中治療室での全身管理と形成外科医師と協力し熱傷皮膚のデブリードマンと植皮術を行います。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K084 | 四肢切断術(下腿) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K664 | 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K060-31 | 化膿性又は結核性関節炎掻爬術(膝) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K066-21 | 関節鏡下関節滑膜切除術(膝) | ー | ー | ー | ー | ー | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | ー | ー | ー | ー | ー |
しかし、総合診療部ではこれらの総合診療部入院中に手術を受けた7症例以外に、他科で手術を受けた後総合診療部に転科して内科的マネージメントを受けた症例や、総合診療部で内科的マネージメントを受けた後に他科に転科して手術を受けた症例もあります。
このような周術期の転科症例は年間約24例ほどとなります。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | ー | ー |
異なる | 13 | 0.12% | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 64 | 0.58% |
異なる | 27 | 0.24% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | ー | ー |
異なる | ー | ー | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 98 | 0.88% |
異なる | 22 | 0.20% |
血液凝固反応の亢進、血小板の活性化をきたし持続的に全身の細小血管内に血栓を生じ、諸臓器の循環不全、機能不全に至る重症な病態です。治療に大きな医療資源が投入される場合もあり、該当するDPCで高額な点数が設定されています。
・敗血症
皮膚や粘膜、種々の臓器の感染巣から細菌が血中に入り全身に播種される重症な感染症のことです。治療に大きな医療資源が投入される場合もあり、該当するDPCで高額な点数が設定されています。
・手術・処置などの合併症
手術や処置などに起因して発生した、主に術後の出血や創部感染などの病態のことです。手術の術式や患者さんの状態に関わらず発生する可能性があり、医療ミスとは区別されます。
・手術・処置等の合併症項目の内訳
ICDコード | 名称 | 件数 |
---|---|---|
T827 | その他の心臓および血管の人工器具、挿入物および移植片による感染症及び炎症性反応 | ー |
T814 | 処置に続発する感染症、他に分類されないもの | ー |
T810 | 処置に合併する出血及び血腫、他に分類されないもの | ー |
T828 | 心臓及び血管のプロステーシス、挿入物及び移植片のその他の明示された合併症 | ー |
T886 | 適正に投与された正しい薬物及び薬剤の有害作用によるアナフィラキシーショック | ー |
T824 | 血管透析カテーテルの機械的合併症 | ー |
T845 | 体内関節プロステーシスによる感染症及び炎症反応 | ー |
T840 | 体内関節プロステーシスの機械的合併症 | ー |
T813 | 手術創の離開、他に分類されないもの | ー |
T818 | 処置のその他の合併症、他に分類されないもの | ー |
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数(分母) | 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数(分子) | リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 |
---|---|---|
1,711 | 1,466 | 85.68% |
そのうえで、予防対策の実施率が85.6%にとどまるということは、予防対策を実施しているが加算チェックが漏れていることが原因として考えられる。
手術室では、令和7年9月より加算チェック漏れ防止対策として、手術室看護師によるWチェック制度を導入している。今後はWチェックの効果を評価していく。
血液培養オーダー日数(分母) | 血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(分子) | 血液培養2セット実施率 |
---|---|---|
3,182 | 3,033 | 95.32% |
当院は3次救急医療機関であり菌血症を疑う重症患者が多く搬送されることもあり、医師を始め多くの職種が2set採取の必要性を理解しており高い2set実施率を維持しております。感染対策チーム(ICT)は院内全体の理解を深めるために、血液培養に関する研修を入職時(研修医と新人看護師)に行い、また随時、院内カンファレンスやICTニュース等で情報提供を行っています。
1set採取の場合には、主治医に連絡して採取の指導や追加の培養採取を行っています。培養結果が偽陽性でコンタミネーション(雑菌の混入)と判断された場合には、採取者に連絡し指導をするなどフィードバックも行っています。
広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数(分母) | 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数(分子) | 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 |
---|---|---|
687 | 637 | 92.72% |
退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生した転倒・転落件数(分子) | 転倒・転落発生率 |
---|---|---|
136,261 | 357 | 0.03‰ |
対策実施
・入院時全患者に転倒転落アセスメントを実施し、問題点を抽出し状態に応じた予防策の実施。
・転倒転落アセスメントスコアⅡ以上は看護計画を立案し介入。
・入院時患者家族に「転倒転落防止ビデオ」をみてもらい、転倒転落対策への協力。
・アセスメントスコアと評価が確実に実施できるよう指導を行い、転倒・転落カンファレンス実施と部署で評価シートに入力し、毎月評価を実施。
・衝撃吸収マットを増備し、対象者へ使用。
・スリッパ使用患者や体にあった病衣着用の指導を実施。
・他職種との連携。
以上のことを実施した。今後も個々にあった対策を検討し、転倒・転落防止に務める。
退院患者の在院日数の総和もしくは入院患者延べ数(分母) | 退院患者に発生したインシデント影響度分類レベル3b以上の転倒・転落の発生件数(分子) | 転倒転落によるインシデント影響度分類レベル3b以上の発生率 |
---|---|---|
136,261 | 5 | 0 .0004‰ |
アクシデント事例は全症例原因分析を行い、振り返りと対策を行った。
件数としては昨年15件に対し5件と減少したが、分析結果を活かし、継続して患者の身体状況や生活習慣を考慮した個別的な対応を行っていく必要がある。
全身麻酔手術で、予防的抗菌薬投与が実施された手術件数(分母) | 分母のうち、手術開始前1時間以内に予防的抗菌薬が投与開始された手術件数(分子) | 手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率 |
---|---|---|
2,987 | 2,986 | 99.97% |
当院では、クリニカルパスとの連携・導入を進めることで、ほとんどの手術症例において手術開始前1時間以内の抗菌薬投与を実施しています。
さらに手術後、抗菌薬が適切に使用されるよう、抗菌薬適正使用支援チーム(Anti-microbial Stewardship Team:AST)が監視・介入を行い、患者さんが安心して手術を受けられる環境づくりを強化しています。
退院患者の在院日数の総和もしくは除外条件に該当する患者を除いた入院患者延べ数(分母) | 褥瘡(d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡)の発生患者数(分子) | d2(真皮までの損傷)以上の褥瘡発生率 |
---|---|---|
135,776 | 254 | 0.19% |
褥瘡発生予防のため、患者のADLに応じて体圧分散寝具を選択し、ご自身で動けない方はクッションを使用し体位保持を行っている。
また、褥瘡リスク患者を把握しスキンケア等の予防ケアを実施、好発部位の観察を行い、早期発見に努めている。
医療関連機器の圧迫部位には、予防用の被覆剤などを使用し圧軽減ケアを行っている。
65歳以上の退院患者数(分母) | 分母のうち、入院後48時間以内に栄養アセスメントが実施された患者数(分子) | 65歳以上の患者の入院早期の栄養アセスメント実施割合 |
---|---|---|
6,189 | 6,164 | 99.60% |
この取り組みは、病棟活動において以下のような多面的効果を目的としています。
・在院日数の短縮と予後の改善
早期に栄養リスクを評価により適切な介入をおこなうことで、患者の早期回復の一助を担う
・多職種連携
医師や看護師、薬剤師、セラピストや多様なチーム(WOC、SWAT、CST、DCTなど)を通じて、患者の栄養状態の改善に取り組む
・患者満足度や療養意識の向上
患者との対話や栄養指導をとおして『おもてなし』や『回復をしてほしい』という想いを込め、食事提供と療養支援をおこない、患者のQOL向上に寄与
退院患者の在院日数の総和(分母) | 分母のうち、身体的拘束日数の総和(分子) | 身体的拘束の実施率 |
---|---|---|
110,028 | 4,499 | 4.089% |
その結果、身体的拘束率は比較的低水準に抑えられており、拘束の最小化に向けた取り組みが一定の成果を上げていることが示されています。
今後は、記録の正当性確認、職員の意識向上、代替ケアの追求、専門チームの活用を通じて、患者の尊厳を重視したケアを推進していきます。
- 2025/09/30
- DPCの機能評価係数Ⅱ(体制評価指数)医療の質向上に向けた取組における「病院情報」を更新しました。
- 2024/09/30
- DPCの機能評価係数Ⅱ(体制評価指数)医療の質向上に向けた取組における「病院情報」を更新しました。
- 2023/09/28
- 機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を更新しました。
- 2022/09/30
- 機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を更新しました。
- 2021/10/01
- 機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を更新しました。
- 2020/09/28
- 機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を更新しました。
- 2019/09/30
- 機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を更新しました。
- 2018/09/28
- 機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を更新しました。
- 2017/09/28
- 機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を更新しました。
- 2016/09/28
- 機能評価係数2の保険診療指数における「病院情報」を公開しました。
病院実績
この病院実績は、病院のさまざまな機能を指標化して表したものです。このような指標を用いて、地域のニーズに応じた医療の提供ができているかを確認しながら、日々の診療を行っております。
01.年間新入院患者数
2023年度
10,724 | 人 |
一年間に入院された患者さんの数です。

02.年間外来患者数
2023年度
132,187 | 人 |
一年間に外来を受診した患者さんの数です。

03.平均在院日数
2023年度
10.6 | 日 |
平均在院日数とは、患者さん一人一人が平均何日間入院しているかを示す指標です。当院のような急性期病院では、効率的な医療を提供し、患者さんの早期社会復帰の促進を示す指標としても用いられます。

当院値の定義・算出方法
分子:2023年度の年間在院患者延べ数
分母:(2023年度の新入院患者数合計+退院患者数合計)/2参考値の定義・算出方法
分子:年間在院患者延べ数
分母:(年間新入院患者数+年間退院患者数)/2
〔参考〕厚生労働省:令和4年(2022年)医療施設
(動態)調査・病院報告(一般病床)
04.病床利用率
2023年度
83.7 | % |
病床利用率とは、病院のベッドがどの程度稼働しているかを示す数字です。
100%に近いほど空いているベッドが無い状態で利用されていることになります。

当院値の定義・算出方法
分子:年間在院患者延べ数
分母:許可病床数×365日参考値の定義・算出方法
分子:年間在院患者延べ数
分母:許可病床数×365日
〔参考〕厚生労働省:令和4年(2022年)医療施設
(動態)調査・病院報告(一般病床)
05.救急車受入台数
2023年度
4,217 | 台 |
当院に搬入された救急車・ドクターヘリの年間台数です。

06.手術室手術件数
2023年度
4,163 | 件 |
手術室で行った手技件数です。

07.紹介率(地域医療支援病院の計算式による)
2023年度
91.0 | % |
地域の医療機関などから紹介された患者さんの割合です。

当院値の定義・算出方法
分子: 紹介患者の数 分母: 初診患者の数
臨床指標
臨床指標(QI:Quality Indicator)とは
QIとは、医療の質を数値化することによって客観的に評価する指標のことをいいます。これによって、病院が提供する医療のプロセスや最終結果(アウトカム)の中に潜在している課題や改善点を見つけ出して、ひとつひとつ改善していくことができます。
当院では2012年に済生会「医療の質の評価・公表等推進事業」、そして日本病院会「QIプロジェクト」へ参加したことをきっかけにQI委員会を設立しました。当院独自の臨床指標に基づき、さらなる医療の質向上を目指し改善に取り組んでまいります。
診療プロセス
- 01. 肺炎患者(入院)における尿中肺炎球菌抗原およびレジオネラ抗原検査率
- 02. 大腿骨近位部骨折に対する早期手術
- 03. 婦人科悪性腫瘍手術検体摘出より病理組織診断提出・固定までに要する時間の評価
- 04. がん化学療法施行患者における、HBVキャリアおよび既感染者のスクリーニング実施状況
- 05. 人工呼吸器装着患者の平均装着日数
- 06. 退院時服薬指導実施率
- 07. 入院時食事療養等の基準において、医師の発行する食事箋に基づいて提供される療養に係る特別食加算の算定実施率
- 08. リハビリテーション介入率(実施率)
- 09. 消化器癌(胃癌、食道癌、大腸癌)における癌取扱い規約に準拠した病理組織情報の記載
- 10. 細胞診標本のダブルチェック
アウトカム
医療安全
チーム医療
治療・手技
救急医療
患者満足
- 27. 予約のない患者さんの受診キャンセル率
- 28. 外来ドック受診者のリピート率
- 29. 採血支援システム導入後の中央処置室採血待ち時間調査
- 30. 外来計算窓口における患者の待ち時間
- 31. 入退院支援加算1の算定割合
その他
QI大会
第3回QI大会開催について

当院では診療科や各部門でQI(臨床指標)を独自に設定し、医療の質向上に取り組んでいます。この大会はその活動内容・成果などを病院全体で共有し、当院の更なる医療の質向上に繋げること、また、担当者が自ら取り組み内容を発信し、モチベーション向上に繋げることを目的として行っています。2024年10月1日に開催した模様について、以下よりご覧ください。
入退院支援加算1の算定割合/医療相談
輸液ポンプ・シリンジポンプ故障時の院内修理に要した平均日数/臨床工学部
大腿骨近位部骨折に対する早期手術/整形外科
がん化学療法施行患者における、HBVキャリアおよび既感染症者のスクリーニング実施状況/肝胆膵内科
CT、MR検査のうち、検査施行日の翌診療日までの読影実施率/放射線科
当院は、地域医療支援病院・地域がん診療連携拠点病院・3次救急医療施設として、幅広い疾患を診療しています。
年齢階級別の退院患者数をみると、60歳以上が6割を超えており、今後はさらに高齢化の傾向が続くと考えられます。