臨床研修

初期臨床研修 - プログラム

プログラムの目的と特徴

臨床研修の目的は医師としての人格を涵養し、将来の専門性に関わらず、医学・医療の社会的ニーズを認識しつつ、全ての医師に求められる幅広い基本的臨床能力を身につけることです。プライマリケアと、医療の原点である急性期医療を基盤とした研修を実践します。

本院の初期臨床研修の目的は、
全身管理ができる臨床医の育成
プライマリケア能力あるいは将来専門医となるためのプライマリケア能力の育成

です。


当院のプログラムの特徴として
・症例の質と量のバランスがとれている
・内科系および外科系のプライマリケア技能の修得が可能
・1年次より救急当直があるので、後期研修終了時にはどこででもアルバイトできる実力がつく
などが挙げられます。

初期臨床研修の2年間を通じてプライマリケアと救急医療を徹底的に実践し、多種多様の疾患を有する患者の診療にあたります。救急外来では、1次から3次救急患者初期対応を習得します。また、初期対応のみならず入院患者の診療を指導医とともに実践します。

令和7年度 プログラム


プログラム概要はこちら


◆1年次
※研修医Aの例


4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科 5ヶ月
精神科 麻酔科
救急部門 2ヶ月
外科 整形外科 泌尿器
/形成
  • ・内科 5ヶ月:内科(4ヶ月)、総合診療【一般外来】(1ヶ月)
  • ・救急部門3ヶ月:救急科(2ヶ月)、麻酔科(1ヶ月)
  • ・外科1ヶ月
  • ・泌尿器科2週間、形成外科2週間、整形外科1ヶ月
  • ・精神科1ヶ月:福岡県立精神医療センター太宰府病院/雁の巣病院/福間病院のいずれかで研修を行うものとする

◆2年次
※研修医Bの例

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科 2ヶ月
小児科 産婦人科 地域
医療
麻酔科 外科 脳神経
外科
選択
  • ・内科2ヶ月:循環器内科(1ヶ月)、総合診療【一般外来】(1ヶ月)
  • ・地域医療1ヶ月:地域医療は済生会唐津病院(七山診療所・特別養護老人ホームめずら荘、済生会介護老人保健施設まつら荘における
     研修あり)にて研修を行うものとする
  • ・小児科1ヶ月:福岡赤十字病院にて研修を行うものとする
  • ・麻酔科1ヶ月、外科1ヶ月、脳神経外科1ヶ月
  • ・産婦人科5.3週:当院にて4.3週、東野産婦人科、青葉レディースクリニック、あまがせ産婦人科のいずれかで1週研修を行うものとする
  • ・自由選択3ヶ月+3.3週:内科、循環器内科、心臓血管外科、外科、脳神経外科、脳神経内科、整形外科、形成外科、婦人科、眼科、
     耳鼻咽喉科、放射線科、総合診療部、麻酔科、救急科、病理診断科、泌尿器科の中から選択できる

※ローテーションは都合により一部変更することがある
※1年次、2年次通して、救急外来・当直業務がある

---補足説明----
◇1ヶ月単位のローテーション
1ヶ月のローテーションでは症例をじっくりと診ることが不可能なのではないかとよく学生さんから聞かれる。しかし、本院は急性期病院で在院日数が短いために1ヶ月でも十分な症例の質と量を経験することができる。

◇同一の科を1年目と2年目で2回ローテーションする
総合診療、麻酔科、外科などの科は1年目と2年目で2回ローテーションするように工夫されている。これは同一の科を同じ年に2ヶ月ローテーションするよりも、1年目と2年目で2回1ヶ月づつローテーションした方が学習効果が高いためである。また、同一の科を1年目と2年目で2回ローテーションするようにすると、同一の科に1年目研修医と2年目研修医が同時にローテーションしてお互いに助けあうことができる利点もある。

各科の狙い

総合診療 総合診療外来での患者診療とマネジメントを通して問題解決型診療を修得する。
内科系 プライマリケアを実践し、基本的な内科疾患の診断、検査の理解と治療を行なう。
外科 指導医の受け持ち入院患者を指導医と共に担当する。
一般臨床医としての基本的外科知識と技術を身につける。
麻酔科 手術患者に麻酔を行い、挿管などの基本的手技と共に麻酔科学の基本を習得する。
救急科 救急車搬入患者と徒歩来院患者を指導医と共に診療する。同時に集中治療入院患者の管理も行う。
産婦人科 基本的な産婦人科診察能力を身につけ、産婦人科救急の初期医療ができるようになる。
自由選択 研修医が希望しかつ臨床研修管理委員会が認めた科をローテーションする。

研修医への道(一例)

5年生  病院見学

6年生  病院実習(希望科、できれば1週間以上)

6年生 7月 面接試験

6年生 10月 マッチング発表

6年生 12月末 歓迎会

大学卒業および医師国家試験合格

上記は一例で、これ以外の場合もあります。

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