院長あいさつ

院長 松浦 弘

 2019(平成31)年3月15日、当院は開設100周年を無事迎えることができました。
 1919年(大正8年)、当院は内科を中心とする「済生会福岡診療所」として開設されました。それから大正・昭和・平成と時代の流れに寄り添い、時代ごとに求められる姿にその形を変えながら、現在は福岡・糸島二次医療圏における中核病院として、救急医療や高度専門医療を提供し、その使命を果たしております。
 これも地域の皆さまや先生方、また福岡市医師会をはじめとする関係各機関のご理解とご協力のおかげと厚く御礼申し上げます。そして、現在の病院がありますのも、これまでに当院の基盤を築いていただきました諸先輩方や職員の皆さま方の日々のご苦労あってのことと思います。あらためて深く御礼申し上げます。

 開設100周年と共に、30年続いた平成が終わり新しい元号を迎えるという、この記念すべき節目の年を新たな出発点と捉え、病院の未来を導いていく責務をさらに強く自分に課したいと思っております。
 その意思表明として、今年1月より、当院の基本方針を『済生の心で医療・福祉に貢献します』『良質で安全な医療を提供します』『救急医療を充実し、高度専門医療を推進します』『地域医療連携を積極的にすすめます』と改めました。
 済生会創立の精神である「施薬救療(無償で治療すること)によって生(いのち)を済(すく)うこと」をより意識し、進むべき道として、地域での役割を果たしてまいります。
 これからも病院を支えてくださる多くの皆さまの思いを力に、職員と共に「信頼され、真の満足をしていただける病院」を目指していく所存です。
 今後ともよろしくご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

開設100周年を迎えて
院長 松浦 弘